人工膝関節の手術後も痛いのはなぜ?原因と治療法を膝専門医が解説|目黒ひざ&形成外科クリニック|目黒駅徒歩3分の整形外科・形成外科・美容皮膚科

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人工膝関節の手術後も痛いのはなぜ?原因と治療法を膝専門医が解説

人工膝関節の手術後も痛いのはなぜ?原因と治療法を膝専門医が解説|目黒ひざ&形成外科クリニック|目黒駅徒歩3分の整形外科・形成外科・美容皮膚科

2026年8月30日

人工膝関節の手術後も痛いのはなぜ?原因と治療法を膝専門医が解説

「人工膝関節の手術を受けたのに、まだ膝が痛い」
「レントゲンでは人工関節に問題はないと言われた」
「もう一度手術をするしかないのでしょうか?」

人工膝関節置換術は、進行した変形性膝関節症に対する非常に有効な治療ですが、手術後も痛みが残る方が一定数いらっしゃいます。

大切なのは、「人工関節を入れたのだから仕方がない」と考えるのではなく、なぜ痛みが残っているのかを確認することです。

人工膝関節術後の痛み、まず確認することは?

人工膝関節の手術後に痛みが続く場合、まず確認するのは人工関節そのものに問題がないかということです。
例えば、
・人工関節のゆるみ
・人工関節周囲の感染
・膝の不安定性
・人工関節の位置やアライメントの問題
・人工関節周囲の骨折

などが痛みの原因になることがあります。

必要に応じてレントゲンだけでなく、血液検査やCT、関節液検査などを行います。

こうした問題が見つかった場合には、再手術を含めた専門的な治療が必要になることがあります。

「人工関節には問題ない」と言われたのに、なぜ痛い?

一方、

「レントゲンでは人工関節に問題ありません」

と言われたにもかかわらず、痛みが続いている方も少なくありません。

人工関節以外にも、膝の周囲には筋肉、腱、靱帯、神経など多くの組織があります。

そのため、人工関節自体に問題がなくても、膝周囲の軟部組織や神経が痛みの原因となっていることがあります。

つまり、

「人工関節に問題がない」=「痛みの原因がない」

ではありません。

神経が痛みの原因になっていることもあります

人工膝関節術後の痛みでは、膝周囲の神経が痛みに関係している場合があります。
神経由来の痛みでは、
・ピリピリ・ビリビリする
・電気が走るように痛い
・膝の内側や外側の限られた場所が痛い
・触れると強く痛む
といった症状がみられることがあります。
ただし、必ずしも典型的な神経痛の症状があるとは限りません。
人工関節に大きな問題がないにもかかわらず痛みが続いている場合には、神経が痛みに関係していないかを評価することも重要です。

神経由来の痛みには「ラジオ波治療」という選択肢

膝周囲の知覚神経が痛みに関係していると考えられる場合には、ラジオ波治療(RFA)が選択肢となることがあります。

ラジオ波治療は、膝の痛みを伝える神経にラジオ波を用いて治療を行い、痛みの信号が脳へ伝わりにくくする治療です。

人工関節を入れ替える治療ではないため、人工関節そのものに問題がなく、神経が痛みに関係している患者さんでは、再手術以外の治療選択肢となる可能性があります。

ただし、人工関節術後に痛みがあるすべての方がラジオ波治療の対象になるわけではありません。

人工関節の感染やゆるみなどがないことを確認したうえで、痛みの原因を見極めることが重要です。

人工膝関節術後の痛みでお困りの方へ

人工膝関節術後に痛みが続く場合、

① 人工関節そのものに問題がないか
② 筋肉・腱・靱帯などに原因がないか
③ 神経が痛みに関係していないか

という順番で考えることが大切です。

「人工関節には問題ないと言われたから、もう仕方がない」と諦める必要はありません。

人工関節そのものに大きな問題がなければ、痛みの原因によってはラジオ波治療など、再手術以外の治療を検討できる場合があります。

当クリニックでは、膝を専門とする整形外科医が人工膝関節術後の痛みについても診察し、原因を評価したうえで治療方法をご提案します。

人工関節の感染やゆるみなど、手術による治療が必要と判断した場合には、適切な提携医療機関へご紹介します。

「人工関節には問題ないと言われたけれど、痛みが続いている」

そのような方も、一度ご相談ください。

執筆・監修:小倉誉大 医師
目黒ひざ&形成外科クリニック 院長
整形外科専門医/膝関節外科

膝関節外科を専門とし、変形性膝関節症、半月板損傷、軟骨損傷、スポーツ膝などを診療。米国Harvard Medical School関連施設での留学経験を持ち、保存治療から手術まで幅広い膝治療に携わる。

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