手術という選択肢について
手術という選択肢について
「ひざの手術」と聞くと、「大がかりで不安」「年齢的に難しいのでは」と感じる方も多いかもしれません。
しかし現在では、患者様の状態に応じて、体への負担が少ない手術を選択することが可能です。
手術は単に痛みを取るためだけでなく、日常生活の質を取り戻すための選択肢でもあります。
当院では、保存療法を大切にしながら、必要なタイミングで最適な手術をご提案しています。
変形性ひざ関節症(OA)で
「人工関節しかない」
「骨切りしかない」
と言われた方の中にも、関節鏡手術(低侵襲)で痛みが改善するケースがあります。
これは、痛みの原因が“関節内の軟骨損傷や半月板損傷”である場合や病態が正確に見極められている場合に適応となることがあります。
つまり重要なのは「何が痛みの原因かを見抜くこと」です。
当院では、ひざ専門外来としての多くの経験をもとに“本当に必要な治療だけを選ぶ”ことを大切にしています。
手術のタイミングは非常に重要です。
「まだ早い」と思って先延ばしにすることで、かえって回復が難しくなる場合もあります。
以下のような状況が続いている場合、手術によって得られるメリットが、手術に伴う負担を大きく上回る可能性が高くなります。
「もう少し我慢してから」と先延ばしにするうちに、ひざ以外の筋力や体力が低下し、術後のリハビリが困難になるケースもあります。大切なのは、「何歳だから」ではなく、「これからの時間をどのように過ごしたいか」という患者様ご自身の意思です。
患者様の年齢、活動性、膝の変形の程度に合わせて、最適な術式を選択します。
関節内を内視鏡で観察しながら、炎症組織や損傷した半月板を処置する手術です。
適応を慎重に見極めることで、人工関節や骨切り術以外の選択肢となる場合があります。
自分のひざ関節を温存したまま、骨を切り、角度を変えて固定することで、荷重のバランスを調整する手術です。
関節全体を人工関節に置き換える手術
膝の内側だけ、あるいは外側だけなど、傷んでいる片側だけを部分的に置き換える手術です。
納得して手術を受けていただくために、メリットだけでなくリスクについても詳しくご説明します。
手術はゴールではなくスタートです。
当院では、提携する専門病院と密に連携し、手術前から手術後まで一貫したサポート体制を整えています。
詳細な検査
レントゲン、MRI、血液検査などで全身状態を確認します。
術前説明
ご本人・ご家族へ術式、リスク、費用を詳しくご説明し、同意をいただきます。
入院・手術
提携病院にて専門医による執刀が行われます。
定期検診
退院後は当院にて定期的な経過観察を行います。
健康保険が適用されます。
高額療養費制度をご利用いただける場合があります。
手術は決して「最後の手段」ではありません。
また、「とにかく大きな手術をすればよい」というものでもありません。大切なのは、今のあなたのひざに、本当に必要な治療を選ぶことです。
当院では、
といったすべての選択肢を公平に見た上で、“過不足のない最適な治療”を一緒に考えていきます。
保存療法について詳しく知りたい方は、以下のページもご覧ください。
「手術しかないと言われたが、本当にそれだけなのか?」
そのような疑問をお持ちの方は、ぜひ一度ご相談ください。
まずは現在の状態を正確に評価することから始めませんか。
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