ラジオ波治療(クーリーフ)
ラジオ波治療(クーリーフ)
「長年ひざの痛みが続いている」
「ヒアルロン酸注射の効果が続かなくなってきた」
「手術を勧められたが、できれば避けたい」
このようなお悩みをお持ちの方へ。
これまでの治療は、保存療法を続けるか、手術を選択するか、という選択が中心でした。
現在はそこに加えて、“痛みを感じる神経にアプローチする治療”としてラジオ波治療(クーリーフ)という選択肢があります。
あなたの状態に合わせて、最適な治療をご提案します(複数の原因が重なっている場合は、治療を組み合わせて行います)。
どの治療が適しているかは、診察のうえで判断いたします。
ひざの痛みは、関節内の炎症や損傷の情報が神経を通じて脳に伝わることで認識されます。
ラジオ波治療は、この痛みの伝達経路(感覚神経)に働きかけ、痛みの信号を伝わりにくくする治療です(痛みの「通り道」を弱めるイメージです)。
クーリーフ(COOLIEF)は、冷却しながらラジオ波を照射する「水冷式」を採用しています。
効率よく、安定した除痛効果が期待できます。
ラジオ波治療(クーリーフ)は、メスを使わずに針を刺すだけで完了する、体への負担(低侵襲性)を極限まで抑えた除痛治療です。
ひざの痛みは
など、複数の要因で生じます。
ラジオ波治療は、この中でも神経にアプローチする治療です。
当院では、痛みの原因を見極めたうえで、PRP療法や体外衝撃波治療なども含め、状態に応じて適切な治療をご提案しています。
以下のような状況にある方は、ラジオ波治療(クーリーフ)の良い適応となる可能性があります。
※変形性ひざ関節症のステージにかかわらず、痛みの緩和を主目的として検討していただける治療です。
治療を検討される際は、利点だけでなく、あらかじめ留意点についても正しく理解しておくことが大切です。
※骨の変形や軟骨そのものを治す治療ではありません。また痛みが減ってリハビリなどが進むと関節の炎症が軽減することは期待できますが、炎症そのものを軽減させる効果はありません。
診察・テスト(スクリーニング)
痛みの原因となっている神経を特定するため、一時的に麻酔薬を注入する「ブロック注射」を行い、痛みが軽減するかを確認します。
処置当日
局所麻酔を行い、超音波(エコー)を用いて安全に位置を確認しながら、痛みの原因神経に専用の針を配置します。
ラジオ波の照射
冷却しながら数分間、ラジオ波を照射します。処置自体の時間は30分〜1時間程度です。
帰宅・経過観察(フォローアップ)
処置後、院内で安静にした後、歩行状態を確認して帰宅となります。後日、外来にて経過を確認します。
ラジオ波治療(クーリーフ)は、厚生労働省の薬事承認を得た医療機器を使用し、Coolief 疼痛管理用高周波システム講習プログラムを修了した医師が安全に行います。
保険診療の場合、自己負担額の目安は以下の通りです。
| 3割負担 | 約50,000円前後 |
|---|---|
| 2割負担 | 約32,000円前後 |
| 1割負担 | 約16,000円前後 |
※診察料・検査料などは別途かかります。
※高額療養費制度の対象となる場合があります。
【ご理解いただきたい点】
ラジオ波によって痛みが軽減すると、運動やリハビリが行いやすくなります。
このタイミングで、「痛みが落ち着いた今だからこそ」関節の状態そのものにアプローチする治療を検討することも可能です。例えば、PRP療法は関節内の炎症を整え、組織の修復を促すことを目的とした治療です。
▶︎痛みのコントロールと、関節の状態改善をそれぞれの役割で考えることが重要です。
ひざの痛みの原因となる神経に対してラジオ波を用いて熱を加え、痛みの伝達を抑える治療です。
変形性ひざ関節症などで慢性的な痛みが続いている方や、薬や注射で十分な効果が得られない方に適しています。
米国での臨床研究では、痛みの強さが半分以上改善した方の割合が約74%と報告されています。
ただし、効果には個人差があり、すべての方に同様の効果が得られるわけではありません。
ひざの痛みを感じる神経すべてを治療することは難しいため、痛みが完全にゼロになるとは限りません。しかし、多くの方で日常生活が楽になる程度の痛みの軽減が期待できます。
一般的に数ヶ月〜2年程度持続することが多く、長期間の痛みの軽減が期待できます。
痛みを伝える神経のみを対象とし、運動機能に関わる神経には影響しないよう安全に行います。
局所麻酔を使用し、できるだけ痛みを抑えて行います。
可能です。症状や状態に応じて、安全に配慮しながら同日に行うこともできます。
切開を伴わず、身体への負担が少ない低侵襲治療です。
入院の必要もなく、日帰りで受けることができます。
時間の経過とともに神経が再生するため、痛みが再び現れる可能性がありますが、再治療も可能です。
前回の治療から1年以上経過している場合は保険診療での治療が可能です。
1年以内に再度治療をご希望される場合は、自費診療でのご対応となります。
痛みが長く続いている場合や、日常生活に支障が出ている場合に適した選択肢です。
手術を避けたい方にも有効です。
PRPは関節の中の炎症や組織修復に働きかける治療ですが、クーリーフは痛みを伝える神経に直接アプローチする治療です。状態に応じて適切な治療をご提案します。
人工関節手術後でも、症状や状態により適応となる場合があります。
適応の有無は診察にて判断いたしますが、該当する場合は自費診療でのご案内となります。
ひざの痛みは、原因によって適した治療が異なります。
当院では、
「炎症」「骨・負荷」「神経」
といった原因を丁寧に見極め、それぞれに対して適切な治療をご提案しています。
| 関節内の炎症には | 炎症を抑えるPRP療法 |
|---|---|
| 骨の炎症や負荷には | 骨にアプローチする体外衝撃波治療 |
| 長く続く痛みには | 痛みを和らげるラジオ波治療(クーリーフ) |
| 体重による関節の負担には | 関節にかかる負荷を根本から見直すメディカルダイエット |
これらは単独ではなく、状態に応じて組み合わせて治療を行うこともあります。
「このまま今の治療で良いのか不安」
「手術は避けたいが、しっかり改善したい」
そのような方は、まずは一度ご相談ください。
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